みなさんは「ジョブ・カード」を知っていますか?
国の制度として、平成20年から運用されてきましたが、平成27年からは、「新ジョブ・カード」に衣替えし、
「生涯を通じたキャリア・プランニング」と「職業能力証明」の機能を担うツールとして、求職活動や職業能力開発に活用されています。
この「ジョブ・カード」を記入するプロセスの中で、自分の過去の経歴を振り返ることができるので、キャリアの棚卸しや、将来のキャリアプランニングにも役立てることができます。
がんを告知された経験をもつ方なら、一度は立ち止まって、自分のキャリアを振り返ったり、これからの仕事について考え直した、という方も多いかもしれません。
がん治療と仕事の両立は、私たちにとって大きなテーマですね。
そこで、労働者のキャリア形成と職業能力開発を総合的に支援している「東京キャリア形成サポートセンター」(キャリア形成サポートセンター事業は厚生労働省受託事業)の事務局で働く、ピアリング会員の乳がんサバイバー おさるさん@osaru3838 より、キャリアコンサルティングのすすめをご紹介します!
こんにちは。ピアリング会員のおさること、細谷と申します。現在、キャリア形成サポートセンターで事務局運営の仕事をしています。
私は2019年2月に左乳房の乳がんを告知されました。
抗がん剤治療、手術、その後25回の放射線治療、2020年7月まで分子標的治療を受けていました。
告知されてから、治療・手術を受ける中で何度も何度も不安になりました。
「私は仕事に復帰できるのだろうか?」「やっぱり仕事を辞めなきゃいけないのだろうか?」「病気になる前と同じように働けるのだろうか?」「前と同じように仕事が出来なくなったらどうすればいいんだろうか?」
・・・ずっと自問自答の毎日でした。
副作用で辛い時もあったけれど、会社の制度は使わずに、休職せずに働きました。それは、『休職したら、復帰後にどう働けるのかを見失ってしまいそうで怖かった』からかもしれません。
ピアリングの投稿を読んでいると、皆それぞれ治療も違えば、副作用も違う。もちろん 働き方も違いますよね。
でも、全ての人に『仕事をしてきた実績』や『あなたの強み』がある筈です。何もないと言う方は、今はまだ気がついていないだけなのです。
私は病気になる前、キャリアコンサルティングを受ける機会がありました。キャリアコンサルタントと一緒に自分の棚卸をして、『私にはこんな強みがあるんだ』と自信が持てるようになりました。
私が今働いている『キャリア形成サポートセンター』では、厚生労働省の委託事業として、ご就業中の皆さんにキャリアコンサルティングを「無料」でご利用頂いています。
キャリアコンサルタントには守秘義務があります。
仕事と治療の両立に悩んでいる方、今の職場でのやりがいや目標を整理したい方、セカンドキャリアに向け、これまでの キャリアの棚卸や目指す方向を整理したい方。
そんな皆さんが、安心して相談し、ご自身と向かい合うお手伝いをします。
キャリアコンサルティングはWeb面談や平日夜、土曜日もご相談頂けます。ご都合の良い時間帯に是非お申込み下さい。
ジョブ・カードを使って自分の振り返りをして、キャリアコンサルタントとの無料面談で自分の強みを見つけて下さい。
そしてこれから、もっともっと自信をもってお仕事しませんか?
告知から今まで、たくさん辛い思いをしてきましたね。頑張ってきた自分をもっと労わって、自分の歩んできた道を、認め褒めてあげましょう。
全国37カ所のセンターにて面談予約を承ります。面談費用はかかりませんので、是非 お気軽にお申込みください。
▼キャリアコンサルティングのお申込みはこちら
https://carisapo.mhlw.go.jp/icc/