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【コラム】避けて通れない「痛み」の話

避けて通れない「痛み」

 

手術の後遺症としての痛みが和らいでいくには1年ほどかかると言われています。

少しずつ痛みが薄れていくとともに、別の痛みが出てくること、ありませんか? 乳癌の手術後も放射線や薬物療法といった治療からくる痛みや嫌な症状、副作用、痛むところをかばったら、今度はそこがまた痛んだり。 乳がんは痛みの連続…と書くと憂鬱ですが、今はそんな様々な痛みや不快な症状をできるだけ緩和するように医療機関も考えているようです。 WHOでは、 ・基本的には経口薬を用いる ・定期的な投与 ・痛みの強度に合わせて選択する など、鎮痛剤の使用原則を提唱しています。

そして薬をどう使うかによって、様々な痛みがコントロールできるという調査結果があるようです。心強いですね!

大きな痛みや不安の前には、小さな痛みを軽視したり、我慢したりしがちですが、それが積み重なると、救急車で病院へ、なんてことにもなりかねません。  

「痛み」をうまく伝えるには、こまめな記録が役に立つ!

 

小さな痛みを気にしすぎるのも良くないと思いますが、なにかあったらこまめに記録しておくことが大切です。 また、ペインクリニックやペイン外来という、術後疼痛を扱う専門機関があります。

もしどうしても痛みが我慢できない場合、主治医と相談してそのような専門外来を受診してみるのも、解決へ向かう糸口になるかもしれません。 その際にも痛みを記録していることが非常に役立ちます。

記録をする際には何か専用のノートを作るのもいいですが、メモをしておくだけでもいいと思います。

 

ピアリングのダイアリーも、痛みのメモに役立てて

 

ピアリングのダイアリーはもちろん、スマートフォンにメモ帳等も付いていますので、気になった時に気軽に書き留めるぐらいの気持ちで、いつからか、どのような時に、どうしたら痛むか、それはどれくらいの痛みかなど書いておくとよいでしょう。

また、投薬治療の時の副作用なども一緒に記録しておくといいでしょう。 痛みとは長い付き合いになりますが、必要以上に恐れずに、コントロールしながら、日々の生活を過ごす工夫をしていきましょう。  

参考文献:山内 英子 「乳がん (よくわかる最新医学)」 主婦の友社

文:ピアリング編集部

 監修:鈴木瞳 一宮西病院 乳腺外科 

ピアリング編集部

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