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乳がんを経験した女性でも入れる保険。~セコム損保の取り組みを取材して~

乳がんを経験して、途方に暮れたことの一つが保険です。
1度がんを発症してしまうと、加入できる保険はとても少なくなってしまいます。
日々送られてくるたくさんの医療保険のダイレクト・メールを見ても、「がん経験者」が加入できるものは、ほとんど見当たりません。
でも、もし今後、乳がんが再発・転移してしまったり、他の部位にがんを発症したら…!?

そんな不安を感じていた時、乳がんを経験した人でも加入できる保険『自由診療保険
MEDCOM One(メディコムワン)』があると聞き、Peer Ring編集部は、開発・販売を行っているセコム損保にお邪魔し、お話を聞いてまいりました。

 

【2006年に販売開始したメディコムワン。あえてリスクの高い保険に取り組んだ】

Q:乳がん経験者向けの保険を開発した経緯を教えてください。

セコム損保は、2004年から、ピンクリボン運動を応援しています。その取り組みの中でがん保険『メディコム』を紹介してきましたが、乳がん経験者の方から「入れる保険がなくて困っている」という声を多く聞きました。
そこで開発した商品が、乳がん経験者用がん保険『メディコムワン』です。

Q:リスクの高い、がん経験者向けの商品開発、苦労した点は?

かつてないがん経験者向けの保険商品については、社内でも懐疑的な声・慎重な声があり大変でした。しかし、乳がんは罹患者が多く、活用できるデータも豊富に存在していたことから、商品化の決断が出来ました。
ただし、現状は「乳がん経験者」であるお客様に対しまだまだ十分に商品の良さをお伝えできていないと感じています。発売開始から10年かけてお客様をサポートした実績も少しずつ積み重ねてきましたので、今後はさらにイベントやインターネット広告などを通じて周知に力を入れていきたいと思います。

 

【治療中でも入れる!? がん経験者に寄りそったメディコムワンの独自基準】

Q:がん経験者が保険に入る場合、治療終了から5年以上など、厳しい条件が課されていることが多いですね。しかし、メディコムワンは、治療中でも入れると聞きました。

はい。がんの所見がないことが条件になりますが、例をあげると初発乳がんがステージⅠの方は手術から1年経過していれば、ホルモン療法などを継続中であってもお申込みいただくことができます(ご加入には審査があります)。ただし、乳がんの再発・転移や新たながんに備えるための保険なので、現在行っているホルモン療法は補償されません。
メディコムワンは、20歳以上の乳がん経験の女性に対して、ステージや手術日からの経過期間に応じて保険料を細かく設定しています。
「手術や抗がん剤が終わって、元気になったのに、保険に入れない」
という方が多い乳がん経験者の方に、保険加入の可能性を大きく開いています。

【手厚いと評判のメディコムワンの補償内容。実態は?】

Q:よくあるがん保険は、手術給付金や、入院給付金の日額上限が決まっていますね。メディコムワンの補償内容は具体的にどのようなものですか?

メディコムワンでは、日額の補償ではなく入院治療費の自己負担分を無制限に補償します。また、最近は通院でのがん治療も多いですが、そのような外来治療費も5年ごとに最大1,000万円まで補償しますので、実際はほぼ全ての治療費がカバーされます。

さらに、新しい治療法や国内未承認の抗がん剤など、公的医療保険の適用となっていない「自由診療」は通常全額自己負担ですが、全国に270箇所あるセコム損保の協定病院と全国に約400箇所あるがん診療連携拠点病院や、その他大学附属病院などで治療をうけた場合には補償の対象となります。つまり、これらの病院であれば診療ガイドラインに定める標準治療の範囲外であっても、補償対象ということです。
また、こうした自由診療や重粒子線治療・陽子線治療などの高額な先進医療については、医療機関の了解を得られればセコム損保から医療機関に治療費を直接お支払いする制度もありますので、一時負担が気になるときにも安心です。
再発・転移や他の部位のがんに罹患して高額な治療を受けても、かかった治療費がほぼすべて補償されるので、費用の心配をすることなく、がんを克服するための治療に専念していただくことができます。

Q:乳房再建の費用もカバーされますか?

公的保険診療で行う乳房再建術はもちろん対象です。また、自由診療であっても、乳がん手術と同時に行う乳房再建術の場合には、補償の対象となります。

Q:お話をうかがうと、とても魅力的な保険ですが、保険料が気になります。

がんのステージ・年齢・手術からの経過年数等の条件により月額の保険料は変化しますが、ステージ0とⅠは4,580円~、ステージⅡは7,780円~、ステージⅢとⅣは9,540円~という設定になっています。
また、保険期間は5年毎の更新で、5年間は保険料が変わりません。

【予後の長い乳がん、治療後の備えの選択肢がここにある】

-取材を終えて
30代から50代という仕事や家事、子育てに忙しい時期に罹患することが多い乳がん。乳がんを経験した後も人生は長く続きます。
メディコムワンの保険の期間は90歳まで。サバイバーのニーズにあったがん保険という選択肢があれば、万一の時に備えて安心だと感じました。
メディコムワンは、手術後比較的短い経過期間で加入申し込みが可能なので、治療がひと段落したら、早い時期に今後の備えとして検討できるのが良いですね。

Peer Ring 編集部の質問に、とても丁寧に答えてくださったセコム損保の皆さま、本当にありがとうございました。

セコム損保の皆さま

取材/記事:ピアリング編集部 N.U , Y.S

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