この度、電話健康相談の日(10月1日)を記念して行ったチャリティーアンケートにご協力をいただき、誠にありがとうございました。 おかげさまで517件のご回答が集まりました。
25,850円(50円×517件)をティーペックよりがん相談ホットライン(日本対がん協会)に寄付いたします。
今回アンケートでご質問が多かった「電話健康相談はどうやって利用できるの?」ですが、皆様が加入している生命保険の付帯サービスや健保組合についていれば無料で利用できます。電話番号は加入先のパンフレットやHPをご確認ください。
ティーペックの電話健康相談の仕組みは下記のとおりです。
※利用の際は生命保険の付帯サービスの場合は証券番号、健保のサービスの場合は保険証番号が必要になることがありますのであらかじめご用意しておくとスムーズです。
1989年に設立した日本ではじめて24時間年中無休の電話健康相談サービスを開始した会社です。ティーペック電話健康相談は看護師、保健師、心理士などが24時間対応します。
ほかにも、セカンドオピニオンサービスやメンタルヘルスカウンセリングなどの事業を多数展開しています。2017年から3年連続で健康経営優良法人『ホワイト500』に認定されています。
ティーペックは本気の健康経営※を掲げ、「がん治療と仕事の両立支援」に関する取組を実施しています。
※健康経営とは、社員の健康管理を個人任せにせず、会社が社員の健康に配慮した環境構築に投資をすることで生産性の向上を期待する経営戦略の1つです。具体的な取り組みとしては、定期健康診断、禁煙運動、有給取得促進やラジオ体操導入などが見られます。
花木裕介さん(ティーペック株式会社 サービス企画部サービス企画室 マネージャー)は2017年12月、38歳のとき、中咽頭がん告知を受け、標準治療(抗がん剤、放射線)を開始。翌8月に病巣が画像上消滅し、9月より復職しました。
花木さんが考える「がん経験と健康経営」をご紹介します。
会社が社員の「がん罹患体験」をハンデとしてではなく、戦力として認めてくれている~経験を「書くこと」「話すこと」で社内外へがん啓発を実施中!~
私の場合は、宣告当日に上司を通じて会社に報告しました。はじめは皆さん一様に驚いていましたが、弊社が医療関連の事業を展開しており、また健康経営を推進している会社でもあることから、最善のバックアップを約束してくれました。
具体的には、「がん治療と仕事の両立支援制度」が整っており、治療休暇を有給休暇とは別に取得できたり、自社のセカンドオピニオンやメンタルヘルスカウンセリングといったサービスを無料で受けたりすることができました。
また、現在助かっていることとしては、社内で喫煙0運動を行っていることから、就業中に受動喫煙や3次喫煙をする心配がないことですね。罹患者にとって再発・転移の不安はやはり付きまといますから、煙やにおいといったストレスがないことは大きいです。
私は、自身の体験を書き残すことで他の人の有用な情報になると思い、宣告後まもなくブログを立ち上げ、全社員にも公表しました。それがきっかけで私のブログを読んでくれる方が会社の様子を知らせてくれるようになり、それが励みにもなりました。
復帰後は、自ら志願して、社内外でがん体験を「話す」活動もしています。会社が社員の「がん罹患体験」をハンデとしてではなく、戦力として認めてくれているからこそできる活動です。
「健康経営」はがん罹患者にとって、治療と仕事を両立する環境を整えてくれると同時に、その人のがん罹患経験を尊重してくれる会社の意思表示ではないでしょうか。2人に1人ががんになる時代。「健康経営」の考え方が日本の会社の当たり前になってほしいですね。
写真・文 ティーペック株式会社