子どもたちに”頑張ったね”の『サンタさんの表彰状』
子供たちへ、頑張ったねの表彰状かサンタさんからのお手紙が届いたら嬉しいです。 子供の小学校入学とともに始まった癌との同居生活。手術、抗がん剤、放射線、経口抗がん剤と怒涛の治療の日々と、母親の見た目の変化に晒され続けた子供達。申し訳ない気持ちでいっぱいで、どんなに不安だったかと思うといまだに胸が痛いです。
その中でもママ負けないで、お禿げでも可愛い、ウイッグ素敵、お薬頑張れ、休んでるのがママの仕事だよ、とたくさんの温かい言葉をかけ続けて支えてくれました。 こんな小さい子達のどこにこんないっぱいの優しさが詰まっているのかとびっくりしました。 このまま真っ直ぐ、優しいまま育ってほしい。 そしてまわりの大人たちもサンタさんも、ちゃんといい子たちのこと見守っているんだよ、えらかったね、と褒めてあげてほしい。 自分達が頑張った良い思い出にしてあげたいと思いました。
この作品に投票した方のコメント
◾️私も抗がん剤で髪の毛がなくなった時に子供に「ママかわいいよ❤️」と言われたことが嬉しくて治療を頑張れたことを思い出しました。
◾️私の娘も、娘が小学校3年生の時、私の乳がんの告知を私の隣で聞いてました。
抗がん剤治療も、病院側の配慮でいつも隣で見守ってくれて、手術の前では大泣きされました。娘が心配で心配で溜まらなかったので、とても共感しました。本当に頑張ったお子様たちにサンタさんから表彰状とトロフィーが届くくらいの素晴らしいお子様たちだと思います。
◾️こどもは大人が思ってる以上に繊細で思いやりがあるんだなと涙が出ます。きっと人の気持ちがわかる素敵な大人になりますね。
両親へ海外からビデオチャットする「パソコンのモニター」
私が欲しい物はパソコンのモニターです。私はコロナ禍前から海外にいるパートナーと遠距離恋愛をしていました。行き来が出来なくなりただでさえ辛い時期に乳ガンが発覚したのです。手術直前まで迷いましたが振られる覚悟で伝えたところ、そんな理由で別れる訳ないと言ってくれ、実際に態度も変わること無く接してくれました。
治療が一段落し髪も伸びコロナ禍も収束してきたため、彼の国に行こうか考え始めていた最中に彼のお母様が亡くなりました。落ち込む姿を見て一緒に住むことを決断し日本を離れ新しい生活を始めたところです。海外に住むことは不安ですが人生は一度きり、後悔しないよう生きたいと思うようになりました。辛い時に支えてくれた彼を今度は支えてあげたいです。私の両親も高齢なので心配ですが、海外に住むという決断を快く受け入れてくれました。両親がビデオチャットしやすいようモニターを買ってあげたいのでモニターが欲しいです。
この作品に投票した方のコメント
◾️私も海外に住んでいて、両親を思う気持ちがよく分かるのでこちらに投票します。
◾️海外で大変なことも多いと思いますが頑張っていただきたいです!
◾️人生は一度きりで悔いのないように生きたいというのが自分の心に響きました。
仲間と歌う喜び「防音マイク」
欲しいものは防音マイクです。癌を経験し、これまでやったことのない新しいことに挑戦したいと考えていましたが、なかなか気持ちが前向きになれず、何を始めたらいいのか分からない日々が続いていました。そんな中、ピアリングブルーに参加し、少しずつ仲間が増え、楽しい時間が増えていきました。それでも、新しい挑戦をする勇気はなかなか持てなかったのですが、ある日、イベントでみんなと歌ったとき、心の底から「あぁ楽しい!」と思えたのです。それはボイトレでした。病気になる前には考えられなかったほど、思い切り声を出し、歌を仲間と楽しむ喜びを感じることができました。気が付けば、ピアリングブルーの活動を通じて、新しいことへの挑戦という願いが叶っていました。文化祭(ピアリングのイベント)で人前で歌うのも初めてで、とても嬉しかったです。自宅でも練習を続けたいので、防音マイクをぜひお願いしたいです。
この作品に投票した方のコメント
◾️ポジティブな姿勢に感動しました。
◾️仲間と一緒に楽しみながら、新しいことに挑戦する姿を応援したいと思いました。
◾️楽しく、歌うと元気になると思った。仲間の存在は大きいです。
息子とのコーヒータイムに「電動コーヒーグラインダー」
私には夢があります。息子とコーヒースタンドを出すことです。
2年後の予定です。切除不能の大腸癌ステージ4の私がそんな先のことを考えていいものか悩みましたが、以前にカフェをやりたかった けど、途中で諦めてしまったその夢を息子が一緒にやろう、実現しようと言ってくれたから、何が何でも生きていたいのです。
今息子は社会人で一人暮らし。金曜日の夜にコーヒー豆を焙煎して、土曜日に私のもとに持ってきてくれます。 「新鮮なコーヒー豆でおとすコーヒーは体にいいよ」とコーヒーを淹れてくれます。2人でこれからのことを色々話しながら飲むコーヒータイムが今の私の生きる糧です。先日、自分でコーヒーを淹れようと手動のミルで豆を挽こうとしたら、抗がん剤の副作用の手指の痛みでミルのハンドルが回せなくなって、、 私がサンタさんから欲しいのは「電動のコーヒーグラインダー」です。週末に息子が持ってきてくれるコーヒーを挽くために。
この作品に投票した方のコメント
◾️優しい息子さんと、2人で夢のコーヒースタンドを、開いてほしいです。わたしも8年目のガンサバイバーで、息子と2人暮らし、コーヒー大好きと、共通する事が多くて、投票しました。
◾️私にも遠く離れて暮らす大学2年の息子がいます。私がステージ4の大腸癌に罹患してから3日空けず電話をしてくれます。あと2年息子が社会人になったことを見届けるまでは生きたい。この作品を読み自分と重なり涙が止まりませんでした。
◾️生きる糧となっている大切な時間(息子さんとのコーヒータイム)に必要な物ですね。想いがとても伝わってきました。サンタさんぜひ叶えてあげて欲しいです!!
3歳の娘に褒められた!「化粧道具」
2人目妊娠中の時に乳がんがわかりました。出産予定日の2週間前に判明し急いで大学病院に転院して少し早めの出産、退院日にステージⅢと告知されました。本来幸せな思い出になるはずの出産なのにその時は今後のことを考えると絶望感でいっぱいでした。
抗がん剤で髪が抜け眉毛もなくなり手術で胸も失った自分に誰も興味は持たないだろうとオシャレすることも諦めていた時に、3歳になる長女が「ママ今日かわいいね」と服装や化粧を褒めてくれました。こんなにも身近に自分をみてくれている子がいたんだと感動してそれからは外に出る時はきちんとメイクして服装にも気を使うようになりました。ウィッグもたくさん購入し今では気分に合わせて着用して楽しんでいます。最近は娘が化粧をしてくれます。必ず厚化粧になりますが(笑)今後も自分に自信をつけるために化粧道具をもらって娘とメイクを楽しみたいと思いました。
この作品に投票した方のコメント
◾️小さな娘さんの素直な言葉と優しい気持ちに、同じ娘を持つ母として感動しました。
◾️私も病気になったあとはおしゃれする気になれなかったけど、周りの人たちに支えられて今では「誰よりもおしゃれしてやろう」と思えるようになった気持ちがあり、共感できた。
◾️お母さんとお嬢さんの優しいやり取りに感動しました。