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乳房再建を知ろう!ぴあ勉強室Vol.1 乳房再建ナビゲーター・辻直子先生ご紹介

みなさん、こんにちは。ピアリング編集部です。

ピアリングではこれから、みなさんの関心の高いテーマを少しづつ、「ぴあ勉強室」の中で、みんなで学んでいきたいと考えています。

乳がん手術、その後は…?誰もが一度は悩む、乳房再建

まずは、乳がんに罹患し手術にのぞむ、多くの方が、一度は悩む「乳房再建」

近年、シリコンインプラントによる乳房再建の保険適用や、新たな医療技術の発展により、乳房再建の選択肢が増えて、乳がんになっても、乳房を取り戻す道を選ぶのが、珍しいことではなくなりました。

しかし、選択肢が増えたことは、ありがたい反面、悩みが増えたのも事実・・・。

乳がんを告知されたばかりで、混乱している中、再建をどうするかまで、手術までに決めなければいけない、困った!という経験をした人も少なくないのではないでしょうか。

また、一旦再建なしで、落ち着いたものの、やはり、再建に臨もうか?と迷っていらっしゃる方もいるでしょう。

乳房再建の方法と、それぞれのメリット・デメリットを理解しておくことは、納得いく選択をするために、

とても大切なことです。

「ぴあ勉強室☆乳房再建を知ろう」では、形成外科医として様々な乳房再建の現場を経験し、現在は、先端医療技術「CAL」を用いての乳房再建のスペシャリストとして活躍する、辻直子先生に、メインナビゲーターをお願いしました。

直子先生より

「こんにちは。ぴあ勉強室☆乳房再建を知ろう!のナビゲーターとして、定期的にコラムを掲載させて頂くことになりました。

私の知識や経験が、乳房再建方法の選択で悩まれている方の参考になったり、これから乳がんの治療を始められる方に、少しでも前向きになって頂く心の助けになれれば幸いです。

どうぞよろしくお願いします。」

<辻直子Dr.プロフィール>

平成10年信州大学医学部卒業。東京大学形成外科入局

自治医科大学形成外科助手、杏林大学形成外科助教を経てセルポートクリニック横浜院長。

 

ピアリング編集部から直子先生への質問

Q 乳房再建医をこころざしたきっかけは?

とても難しいからです。現在はインプラント法も保険適用となりましたがこれはとても近年のお話で、以前は保険適用の乳房再建術は皮弁法しかありませんでした。

特にお腹の組織を使う皮弁法では、血管を繋ぎあわせるマイクロサージャリーという技術も必要になります。様々な技術を駆使して、美しい胸をつくる…とても難しいからこそ極めたいと思いました。

Q 乳房再建医としてやりがいを感じる瞬間は?

どの分野の医師もそうだと思いますが、患者様の笑顔やイキイキとした姿を見るととても嬉しくなります。

特に乳がんの治療では、女性のアイデンティティとも言われる乳房を切除します。最近は若年性乳がんの方も増え、乳房を切除することでの心のダメージはとても大きいものだと思います。

乳がんの手術をきっかけに、自信を失い、後ろ向きな考え方になってしまったという方が大勢いらっしゃると思います。

そんな方々が乳房再建をきっかけに「前向きになれた」「自信を取り戻した」と言って貰えると、とてもやりがいを感じます。

Q 今、最も関心があることは?

最新の医療技術については常に関心を持っています。

私が院長を務めるセルポートクリニック横浜でも「CAL(キャル)」と言われる新しい脂肪注入術を行っていますが、この技術もまだまだ発展途上の技術だと思っています。

形成外科の分野でも、再生医療の技術がどんどん導入されています。新しい技術・知見は常に学び続けることで、患者様に今できる最適な治療を提供できるよう心がけています。

Q ピアリング会員のみなさんに一言

乳房再建は「自分で選ぶ時代」です。

皆さんには「いつ」「病院はどこで」「どの医師に」「どの方法で」再建するのかを選ぶ権利があります。

患者様皆さんに正しい知識を学んで頂いて、自分で納得のできる乳房再建をしてもらいたいと私は思っています。

その為にも、皆さんが “疑問に思っていること“ ”不安に思っていること“ を私に教えてください。ピアリングは、多くの患者様の本当に気持ちを知ることのできる、医師としても貴重な場所です。ここで、皆さんの疑問や不安と向き合うことで、より患者様の気持ちに寄り添える医師に成長したいと思います。

ピアリング編集部より

これからしばらく、直子先生に、乳房再建に関するレクチャーを連載していただきます。どうぞよろしくお願いします!!

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